町内会防災対策15~町内会防災組織を作るその3:ペット避難について~

ペットとの避難の現状は
過去の災害時にペット避難の現状はどうだったのでしょうか?家族として暮らしてきたペットと一緒に避難できたのでしょうか?
阪神・淡路大震災では
67カ所の避難所のうち、8割の56カ所で被災者とともにそのペットも受け入れました。 その中の48カ所の避難所ではペットは他の被災者とのトラブルもなく共存できていたと報告されています。
東日本大震災では
発生当時、避難指示区域で飼われていた犬と猫はおよそ1万6,500匹いました。
しかし、まだ同行避難の原則が広く知られていなかったこともあり、飼い主とともに同行避難したのはわずか1,670匹でした。 自宅に残され、津波や家屋倒壊などで犠牲となったペットも多数報告されています。
このように、災害時にはペット避難という現実にどのように対応できるかはとても重要な課題です。
ペット一緒に避難生活はできるのか
各自治体や行政では、ペットの避難についていろいろな資料やガイドブックを作成しています。事前にぜひお読みください。
まだまだ避難所にペットを連れてくることを理解できていない方が多くおられます。その方にも事前にお知らせして、ペット避難の環境を作っておくことも大事な町内会の仕事です。
札幌市 ペットの災害対策
https://www.city.sapporo.jp/inuneko/main/saigaibora.html
札幌市では、災害時に動物の救護にボランティアで参加していただける市民の事前登録制度があります。多くの市民の方の登録があることで、災害時にペット避難ができるための環境を整えることが目的です。
「札幌市災害時動物救護ボランティア制度」
この制度は、札幌市域における大規模災害の発生に備え、ボランティアの方を事前に登録し、円滑な動物救護活動を実施することを目的としたものです。
登録者の方には、大規模災害発生時に、被災した動物の世話や物資の運搬等のお手伝いをしていただきます。登録時には、実施可能な「災害時における活動」を、1つ以上選択します。
「災害時における活動」は、自ら被災していない場合に限り、自らの安全を確保できる範囲で行うものです。
活動内容は以下のとおりです。
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動物に関する支援物資の運搬
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ボランティア獣医師や動物愛護推進員等の移動支援
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被災した動物の運搬
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避難所における被災した動物の世話や飼育場所の清掃
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被災した飼い主が飼育困難となった動物の一時預かり
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被災した動物の適正飼育等に関する飼い主へのアドバイス
ペットも人間と同じように避難して命を守ることが保証されなければなりません。
「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」環境省ではペット避難についての準備について詳しく書かれているのでお読みください。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2506/ippan.pdf
◎災害に備えたしつけと健康管理の例
犬の場合
●「待て」「おいで」「お座り」「伏せ」などの基本的なしつけを行う。
● ケージ等の中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく。
● 不必要に吠えないしつけを行う。
● 人やほかの動物を怖がったり攻撃的にならない。
● 決められた場所で排泄ができる。
● 狂犬病予防接種などの各種ワクチン接種を行う。
● 犬フィラリア症など寄生虫の予防、駆除を行う。
● 不妊・去勢手術を行う。
猫の場合
● ケージやキャリーバッグに入ることを嫌がらないように、日頃から慣
らしておく。
● 人やほかの動物を怖がらない。
● 決められた場所で排泄ができる。
● 各種ワクチン接種を行う。
● 寄生虫の予防、駆除を行う。
● 不妊・去勢手術を行う。
このように。ペットも人間と同じ避難の準備が必要です。ペットも人間と同じように避難して命を守ることが保証されなければなりません。そのために、周りの人間がもっと寛容で優しさを持って活動することが不可欠です。
まだまだ続く
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