町内防災対策12~「これが機材の入った箱なのか?初めて見た。」~

防災の話を始めると出てくる「知ってる派」と「知りたい派」
町内会で防災の会議を始めると、「知ってる派」と「知りたい派」に分かれます。
「知ってる派」の皆さんは、これまでのご自分と町内会活動とのかかわりから、「そんなこと当たり前だろう」「あんたたち、今頃知ったのか」という方々です。
「知りたい派」の方は、自分が担当になったときに困らないように、基本の法律や決まり事から他の町内会での取り組み事例まで、できるだけ多くのの情報を求められる方々です。
この両派の比率によって、取り組みが前進するか後退するかが決まります。もちろんこの比率は変えることができます。しかも、短期間で。
備蓄庫を「自分で確認したい派」と「俺に任せておけ派」
町内にある備品庫の中身を確認しませんかという提案をしました。これも「自分で確認したい派」と「俺に任せておけ派」の二派に分かれます。
「自分で確認したい派」は、ご自身が町内会の防災に責任を持ちたいというお気持ちで希望されます。自分の目で見て、すべてを把握して改善の方向を探りたいという方々です。
「俺に任せておけ派」は、これまで、機材管理を行っていた経験から、担当者が知っていれば問題ないとお考えの方です。実際、備蓄庫の鍵をお持ちなのは、町内会長1,副会長6という規定でしたが・・・。
開けてびっくり、「防災機材はどこにあるの?」
(数年前に遡ります。今は皆さん一つの方向を向いていらっしゃいます)
備蓄庫を実際に開けることになりました。(ここにたどり着くのに半年ほど役員会を重ね決定に至ります。なんで?)
最初に出てきたのが、段ボールの山。中身は、ゴミ袋・ストロー・紙コップ・ローソク・草刈用具・コンロ・木炭・塩・祭りののぼり等など。肝心の防災機材箱が見当たりません。
「防災機材はどこにあるの?」ほぼ全員の口からこの言葉が聞かれました。とにかくすべての物品を倉庫から出すことから始めました。
格闘すること10分。やっと目的の機材箱が見つかりました。と、担当者から驚きの一言。「これが機材の入った箱なのか?初めて見た。」町内会役員のほとんどがうなづいています。
公園清掃の用具とお祭りの用具が大切なんだ
目的のものを見つけると、皆さんの口から「あった、あった。よかったね。」「初めて見たけどこんなに小さい箱なんですね」「じゃぁ、もういいね。今まで通りにしまっておこう」??????
「機材箱の中身を確認しましょう」
「箱があったからいいんじゃないの?」
「いつ中身を確認するんですか?不足分や補充を検討しましょう」
「使うことないから、いいよ。」
「この備蓄庫は、公園清掃の用具とお祭りの用具が大切なんだ。」
これが町内会の現状でした。防災機材は、お祭り用品の下、しかも一番奥に。誰も内容物を確認したことがない。これで、防災の取り組みができるのかと、目がくらんでしまいました。
そこから、以前にもお知らせした町内会アンケートで防災についての皆さんの意識調査を行いました。その結果、役員はあわてて機材確認と倉庫の整理に着手します。
町内会会員の意見が役員会を動かしてくれました
町内会役員の意識を変えることは時間がかかりますが、必ずできます。それは、町内会会員の意見を聞くことから始まります。役員はあくまでも町内会会員の代理人です。業務の代行者です。
最終決定者である町内会会員の意見が役員会を動かしてくれました。
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